恋してドキン☆其の一


「もう、毎回毎回。たまにはガツン、とやっつけてやったらどうなの?!」「…ごめん。ドキンちゃん」
今までに何度、こんな話題が繰り返されたことだろう。
「はい、できたわよ。」
…その発端はあたしが原因なんだけど。
「ありがとう。ドキンちゃん」
ほら、優しいから。バイキンまんは優しいから、それがただの優しさなのか、そうじゃないのか、時々あたしは分からなくなってしまう。
「…ドキンちゃん?」
まっすぐな瞳が痛い。…くるしい。
胸が苦しいよ。
バイキンまん。


続く

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